着物・振袖買取の相場価格はいくら?
着物や振袖を買取に出した時の相場価格を調査し、ランキングでご紹介します。自分の持っている着物がいくらで売れるのか、買取前に確認してみましょう。
この着物高く売れる?着物や振袖の買取相場価格を大公開!
ジャンル別着物買取相場価格ランキング
第1位 人間国宝作品・伝統工芸品(証紙あり)
着物買取の中で最も相場価格が高いのは、何といっても人間国宝の作家が作られた着物や、本場加賀友禅、本場結城紬、久米島紬といった伝統工芸品になっている着物です。
こういった着物は、もちろん購入する時の価格も高い貴重なものですが、着物買取に出した時もかなりの高価買取が狙えます。
着物や振袖の状態にもよりますが、綺麗な状態で保存されている場合、何十万という価格がつくことも珍しくありません。
このような着物には必ず「証紙」という証明書がついていますので、これを一緒に買取に出すことが大切です。
第2位 有名染織作家作品(証紙あり)
人間国宝として認められている方に限らず、日本には有名な染織作家がたくさんいます。
長く活躍されている染織作家の着物も非常に価値が高く、非常に良い保存状態の着物や未使用品であれば、買取相場が10万円台にのぼることもしばしばです。
有名染織作家の着物を買取に出す場合も、人間国宝作品や伝統工芸品と同じように証紙があることが必須条件です。
証紙のない着物や振袖は、価格が大幅に下がってしまいますので注意しましょう。
第3位 証紙のない有名作品、大手百貨店・有名呉服店の販売品
第1位と第2位で紹介した人間国宝の着物作品、伝統工芸品、有名染織作家の着物は、証紙を紛失してしまうと価格が下がってしまいます。
ブランドを証明することができない状態ですので、着物自体の質で価格が決められます。
一般的な買取相場としては、1万円~数万円と言われています。
また、証紙のない有名作品だけでなく、大手百貨店や有名呉服店で購入した着物も、同じ相場価格で買取ってもらうことができます。
これは、振袖や着物ではなく、お店自体にブランド性があり、着物の信頼性が高い場合に価格がつけられます。
証紙のような証明はありませんが、たとう紙にお店の名前が入っていることで買取店が判断できます。
第4位 一般呉服店の販売品
一般的な呉服店で販売されている振袖や着物は、着物にもお店にもブランド力がないため、最も相場価格が低くなってしまいます。
保存状態の良い着物や振袖で、1着数千円~1万円という買取価格が多くなります。
ただし、正絹で保存状態が良く、10年以内に作られた振袖・着物であれば1万円を超えることも多いため、できるだけ買取価格が下がらないうちにうちに査定に出すのがおすすめです。
種類別着物買取相場価格ランキング
第1位 振袖、付け下げ、訪問着
未婚女性の第一礼装となる振袖は、華やかな柄ときめの細かさが特徴で、相場価格が高めになります。
袖の長さにもよりますが、最もよく着られている大振袖は特に価格が高くなります。
また、格式のある訪問着や準礼装となる付け下げも、着られる場面が広く、買い手が付きやすい着物です。
振袖、付け下げ、訪問着は基本的に1万円ほどの買取相場になります。
第2位 色留袖、袋帯
既婚女性の第一礼装となる留袖の中でも、訪問着のようにも着ることができる色留袖は多くの需要があります。
また、フォーマルな着物に使用できる袋帯は、様々な用途で使用できるため買い手が多く、色留袖と同じく8000円前後の相場価格になっています。
ただし、カジュアルな装いで使える「しゃれ袋帯」は礼装用に使える袋帯よりも、相場が安くなる傾向にあります。
第3位 紬
絹の糸にひねりをかけることで、より丈夫に作られた紬の着物は、大島紬や結城紬のような高級品からカジュアルな着物まで幅広いラインナップがあります。
高級レストランから普段着まで広く使いこなせる紬ですが、高級紬の着物以外は基本的にカジュアルな仕様になるので、相場も少し安めの着物です。
状態が良くて6000~7000円程度が紬の相場価格となりますが、色無地の紬は正式な場にも着ていけるとあって、お店によってはもう少し高く買取ってくれることもあります。
第4位 小紋、黒留袖
同じ模様が繰り返し使われている小紋は、街歩きやお稽古といったカジュアルな場面で使用される着物です。
最近では若い女性の着物ブームもありますが、小紋の需要は多くなく、相場は少し安めです。
また、既婚者の第一礼装として重要な場面で着用する黒留袖も、着用できる場面が少なく、また今ではレンタルの黒留袖の人気が高いため、あまり需要がありません。
小紋と黒留袖は、5000円が状態の良い場合の相場価格となっています。