着物や振袖の柄は買取価格に影響する?人気のデザインはコレ!

着物や振袖はその時の人気や流行によって買取金額が変わるため、柄によっても査定額は上下します。
今はどのようなデザインの着物が人気なのか、買取店の事情や流行を調査したので、着物の売却予定がある方は要チェックです。

着物は柄・デザインによって査定額が変わる!

若い世代に再流行中「レトロ柄」

レトロな柄の着物だと、古臭いなどの理由から値段が付かないと思い込んでいる人もいますが、現在50~60代以上の人が成人式を迎えたくらいの頃に、特に人気のあった古典的な柄は、近年若者を中心にレトロ柄としてブームが再燃しています。

ひと昔前に人気を集めていたレトロ柄の振袖は、現在より注目を浴びるようになり、買取店でも高値で取引されるケースは少なくありません。

最近になって仕立てられたレトロ柄の着物はもちろん、アンティークの着物でも着物の状態が良ければ高価買取が期待できます。

「現代柄」ならすぐに買取に出すのがオススメ

花や蝶を大きく描き、派手な色彩が特徴の現代柄の振袖は、若い女性には非常に支持されており、成人式などでは着用している方も多いです。

しかし、こういった現代柄の着物は流行り廃りが早く、長く愛用されないという認識があるため、高額査定を狙うなら需要がなくなる前にすぐにでも売却する必要があります。

実際に、現代柄が注目された当初はその振袖が一気に売れましたが、現在ではレトロ柄の良さが再認識されてきていることもあって、現代柄の振袖の需要は減少しているのです。

また、中古の振袖をはじめとする着物は日本文化を愛する外国人にも人気がありますが、外国人の方の場合は古き良き日本のレトロ柄を買い求める方がほとんどのため、なかなか高額査定にはなりにくいのが現状です。

動物が描かれた振袖は意外と査定額が安定している!?

昔から着物には動物が描かれることが多く、振袖にもすずめや孔雀、うさぎ、鹿、燕などが描かれているものはたくさんあります。

近年では、パンダやペンギン、リス、ゾウなど以前では柄として採用されることがなかった動物が使われることもあり、今も昔も動物が描かれた柄の振袖は人気は高めです。

近年流行り出したパンダやペンギンなどが描かれた着物は、流行が過ぎ去ったあとは価値が下がってしまう恐れがあるため、今後着る予定がなければ早めに売却しましょう。

すずめや孔雀、うさぎなどの昔から描かれてきた定番の動物は今でも高く評価されているため、購入から時間が経ったものでも良い値段が付く可能性が高いです。

着物に使用されている色も重要!

振袖の買取で人気を集めているレトロ柄ですが、残念ながらレトロ柄ならどんな着物でも高く売れるわけではありません。

柄ももちろん重要ですが、振袖の「色使い」も高価買取を狙う上で大切なポイントになります。

昭和以前に作られた振袖は、現代のようなハッキリとした色彩ではなく、少しくすんだ色味が使われた物が多く存在します。

大正ロマンの色柄が若者の間でも人気になってきていますが、デザインを模した最新作は人気があるものの、しっかりと色味が出ていない着物はあまり好まれない風潮にあります。

どの時代も、赤や金、黒などハッキリとした色を好む人が多いため、セピアや淡い色使いだとどうしても需要が下がってしまうのです。

ただし、レトロな色の振袖だからといって値段が付かないわけではないので、不要な物なら一度査定に出してみると良いでしょう。

振袖を損せず高値で売る3つのポイント

1.着物専門の買取店に査定を依頼する

振袖が不要になり売却する際に、総合リサイクルショップのように着物専門の査定士がいないお店を利用すると着物に見合った値段で買取してもらえないので要注意です。

正当な価格で買取してもらいたいなら、必ず着物を専門に扱っているお店を利用するようにしましょう。

「呉服店や着物専門店が近場にない」という方でも、今は着物の宅配買取サービスを利用すれば全国どこからでも着物を買取に出すことが可能です。

売りたい着物をダンボール箱に梱包して発送するだけでプロの査定が受けられるので、自宅にいながら着物の買取を完了させられます。

着物を送る際の送料や査定料はお店が負担してくれるため、売却にあたって余計な費用がかからないのも魅力です。

また、買取店によっては無料の出張査定も提供しているので、自分の振袖を正当な値段で手放したい方は、口コミで人気の振袖買取ランキングを参考に、査定を依頼してみましょう。

2.成人式で着ただけの振袖は高額査定のチャンス!

振袖に限らず、どんな種類の着物を売る際もシミやカビ、虫食いがなく、状態が綺麗な物ほど高額査定になるものです。

そのため、成人式のために購入してほとんど着ていない振袖は、傷みも少なく新品に近い状態で、査定でも高く評価されます。

たとえ一度しか着用していないとしても、長期間保管していると、振袖は劣化してしまいます。

「将来の娘のためにとっておこう」など、長い期間保管する理由があるなら、たとう紙に包んで湿気対策をし、定期的に虫干しも行うなど、普段から着物の保管には気を配るようにしてください。

3.生地が劣化する前に査定に出す

レトロ柄は流行しているものの、色がレトロな振袖はなかなか買い手がつかないものです。

古い振袖は経年劣化によって色があせてしまうため、たとえ元がハッキリとした色だったとしてもぼやけた色使いになってしまう可能性があります。

多少の色褪せは古典柄に深みを与えますが、色褪せが重度になってくると振袖としての価値は低下してしまい、高価買取が望めなくなってしまうので要注意です。

何年も前に作った振袖を売る場合には、すぐに着物の劣化の度合いを確認し、振袖をなるべく早く査定に出すようにしましょう。

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